バイセルは買取業者で、着物だけではなくさまざまな商品を買取しており、主な商品のジャンルは以下の通りとなります。
- 着物・切手・古銭・毛皮・ブランド品・酒・金・プラチナ・ダイヤモンド・ブランド服・時計・骨董品・金券・カメラ
また、イメージキャラクターに有名人を起用したテレビCMを放映して、認知度の向上を目指しています。
会社概要 | |
会社名 | 株式会社BuySell Technologies |
設立年月日 | 2001年1月16日 |
住所 | 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル8F |
古物商許可番号 | 第301041408603号 |
上場証券取引所 | 東証マザーズ上場 証券コード7685 |
資本金 | 1,686,000,000円(資本準備金を含む) |
従業員数 | 719名(2021年6月末時点) |
バイセルってどうなの?やばい・ひどいとされている理由は?
現在バイセルは、株式会社BuySell Technologiesが運営しています。
その前身となる株式会社ランドは、消費者庁から2015年3月20日に業務改善の指示を受けています。
当時は、出張買取で押し買いだけではなく、執拗に貴金属のことを尋ねるといったさまざまな理由による苦情が消費者庁に寄せられていました。
こういったことに起因して、多数の悪い口コミが消費者庁へ寄せられていたのです。
バイセルのコンプライアンスの取り組み
業務改善を消費者庁から指示されてからバイセルは変化しています。
コンプライアンスの体制が整備され、また2019年にはマザーズへ上場を果たしています。
上場したことはコンプライアンスの向上を成功させたことを意味しているのです。
現在はコンプライアンスの専門部署において、以下の4項目が徹底されています。
決済コール
契約をしていただく前に、必ずコンプライアンスも専門部署からお客様へ連絡をとり、契約する可否についてを判断します。
お客様が納得したうえで契約しているのかを確かめることによって、査定員のみによる判断だけでお客様との契約がむすばれることはありません。
フォローコール
お客様の自宅から査定員が退出した後に、コンプライアンスの専門部署からのヒアリングが実施されます。
このことによって、法令に沿って査定員が活動しているか、お客様にとって満足のいくサービスが提供されているかについてを代表取締役へ報告しています。
クーリング・オフ
お客様の商品は大切に8日間保管されており、その間は販売することはありません。
もしお客様からのクーリング・オフが要求された場合、受付から商品を返品することが完了するまで、責任をもって専属の担当者により対応されるのです。
バイセルはこうした企業努力によって改善を果たしたのです。
バイセルの買取実績
コンプライアンスが改善されてから、どのくらいの実績を上げることに成功したのでしょうか。
実績については以下の通りとなっています。
商品名 | 買取金額 |
着物のほか帯や和装小物など多数、全て状態よく | 49,000円 |
越後上布や城間栄順の琉球紅型を含む数点 | 145,500円 |
本場大島紬 証紙ありを含む着物数点 | 129,900円 |
メモリアル特殊切手などを含む切手数点 | 1,109,000円 |
ふるさと切手や切手シートを含む切手数点 | 1,100,000円 |
普通切手、記念切手を含む切手数点 | 318,500円 |
日本国際博覧会記念特殊切手を含む切手数点 | 500,000円 |
参照元:バイセル買取実績 公式サイト
バイセルの口コミ・評判
バイセルを利用してもいいのかについて、良い口コミと悪い口コミのそれぞれについてを見ていきましょう。
良い口コミ・評判
良い口コミとして多かったコメントとして、多く挙げられているのは以下の通りとなります。
- ちょっとした質問でも詳しく説明してくれる
- 査定員がしっかりと丁寧に対応してくれる
- 押し売りされることもなく安心して取り引きができた
接客対応が良いことに好感を持たれた方の声が多く見受けられました。
悪い口コミ・評判
その一方で悪い口コミでは、どういった部分の評判が悪くなっているのでしょうか。
悪い口コミとして多かったコメントは、以下の通りとなります。
- 買取金額が予想していたより低かった
- 一部の商品だけしか買取してもらえない
安く買い叩かれてしまったと感じている方が多く見受けられます。
どういった理由で安くなっているのか、なぜ買い取ってくれないのかといった疑問については、必ずといっていいほどに原因があるのです。
バイセルの買取方法
バイセルにおいては、3種類の買取方法が行われています。
その買取方法とは、宅配買取・出張買取・店舗買取となっています。
お客様によっては「仕事が忙しい」「高齢者のため移動が大変」といった環境が異なっている点があります。
それぞれの買取方法についてのメリットとデメリットについて解説していきます。
宅配買取のメリット
宅配買取においては2つのメリットが挙げられます。
宅配キット・送料が無料
買取が成立した際に、査定を依頼した時から金銭を受領するまでの費用を負担することは一切ありません。
買取された金額から差し引かれることもないため、優良であるサービスといえるでしょう。
査定を自分のペースで申し込める
宅配買取においては、必ず期限内に送付しなければならないといったことはありません。
例を挙げると、申し込みをして半年や1年経過した後であっても、着物を送付することで問題なく査定してくれるのです。
申込の期限が過ぎてしまったから、もう一度申し込まなければならなかったり、キャンセル料を支払うといったことはなく、自分のペースに合わせた形で査定してもらう準備ができます。
多忙であることによって、着物を送付する準備に時間を取れなかったり、店舗に立ち寄ることで出張買取してもらうために、時間を割けないといった方に推奨できます。
宅配買取のデメリット
一方で宅配買取のデメリットとして、5つの事柄が挙げられます。
宅配キットを受領する際はは必ず在宅していなければならない
契約書などもまとめて商品を送付するための段ボールが自宅へと送付されてくるため、それを受領しなければ査定できません。
宅配キットについては、必ず自宅において受領しなければならないため、そのタイミングについてはスケジュールを調整する必要があるのです。
コミュニケーションが一方的
宅配買取においては、査定員ではなく連絡を担当している事務員から査定した結果が連絡されます。
そのため査定員に直接、査定に関連した質問ができないため、どうしてもコミュニケーションが一方的と感じてしまうかもしれません。
査定された結果が想像していたより悪かったケースにおいては、なおさらそのことを強く感じてしまうでしょう。
振り込まれるまでに時間がかかってしまう
出張買取・店舗買取と異なり、査定した後にすぐ現金を受け取れません。
このことについては、対面ではないためにしようがないことになります。
キャンセル料としての返送料がかかってしまう
査定された結果に対して満足できず、買取をキャンセルしたい場合は、着払いになるために返送料を負担しなければなりません。
よって宅配買取においては買取のキャンセル料として、どうしても返送料がかかってしまうのです。
出張買取のメリット
出張買取のメリットとして、6つの事柄が挙げられます。
査定の漏れが発生することがない
出張買取においては自宅へ査定員が訪れて査定するため、買い取ってもらいたいモノを送り忘れてしまったり、持ち込むことを忘れるといった心配もありません。
詳しい説明を直接してくれる
査定したその場において査定した結果を認知できるため、説明を詳しく聞けるだけではなく、査定した内容についてさまざまな質問ができます。
ダブルチェックで正確な査定が可能
査定された金額が提示されるのは自宅へと訪れた査定員からとなるため、「本当に適切な査定金額を提示してくれているのだろうか?」といった疑問が沸いてくるかもしれません。
こういった不安を解消するために、ダブルチェックの体制がとられています。
自宅へ訪れた査定員だけではなく、本社に在籍している査定員と一緒に査定が行われているのです。
このことによって、より正確な査定金額を提示してくれることは安心して買取を依頼することにつながるでしょう。
即日に現金化が可能
宅配買取とは異なるため、査定された後すぐに現金を受け取れます。
すべての費用が無料
査定された金額からいろいろな諸費用が取られたり、手数料が差し引かれるといったことは一切ありません。
よって、気軽に買取の査定を出すことが可能です。
クーリングオフが可能
出張買取の場合は、査定員から強制的に押し買いをされてしまうことがあるかもしれません。
そういった可能性が想定されており、クーリング・オフ制度が設定されています。
またクーリング・オフで返金する場合に発生する、銀行振込手数料・返送料といった費用に関しては、バイセル側で全てを負担することになっているため、損をしてしまうこともないのです。
出張買取のデメリット
一方で出張買取のデメリットとして、4つの事柄が挙げられます。
知らない人を自宅へ招き入れる
顔馴染みでもない人を自宅に招き入れることに不安を感じてしまうことは当然のことです。
玄関においても査定することは可能ですが、どうしても不安を感じてしまう方は別の買取方法を推奨します。
営業トークを聞かなければならない
査定員と会話していると、営業トークすることに苦手な意識を持っている人もいるかもしれません。
そういった場合には、査定員と会話しなくてもよい宅配買取が推奨されます。
年末年始には対応ができない
年末年始や季節の変わり目といった時期は、買取を依頼する申し込みが多くなっています。
そのことによって、査定員のスケジュール調整がうまくいかず、査定日が伸びてしまうことによって、すぐに売却できないといった可能性もあるのです。
確かめなければならない作業が多くなってしまう
契約の内容を確かめるなど、確かめなければならない作業が多くなってしまうことによって、どうしてもそのための時間がかかってしまいます。
店舗買取のメリット
店舗買取のメリットとしては、3つの事柄が挙げられます。
しっかりとしたプライバシーが保護されている
個室において査定するため、何が査定されているのか、査定された金額はいくらであるかといった、他人にはあまり聞かれてほしくない情報が、知らないうちに聞かれてしまうといったことはありません。
自由なタイミングで持ち込みが可能
来店を自由なタイミングですることが可能となっており、予約して来店することも可能となっています。
店舗さえ開いていれば、何かのついでとしても行けるため、非常に便利となっているのです。
専門の査定員が在籍している
経験が豊富である専門の査定員が店舗に在籍しているため、リサイクルショップへ駆け込んで買取を依頼するより、実際に店舗へ来店して買取を依頼することを推奨します。
店舗買取のデメリット
一方で店舗買取のデメリットとして、4つの事柄が挙げられます。
店舗の数が少なめ
現状における店舗の数は東京都で2店舗・神奈川県で1店舗・愛知県で1店舗、大阪府に1店舗のトータル5店舗となっているため、遠方に在住しているお客様にとって、店舗買取はかなり難しいことになります。
キャンセルなどした場合は持ち帰ることが必要
もし持ち帰ることが面倒であったり、大変なことだと感じるのであれば、宅配買取もしくは出張買取を推奨します。
移動する際に保存状態が悪化してしまう
自宅から買取を依頼するモノを持ち出すことによって、何らかの要因で状態が悪化してしまう可能性もあります。
車で運んでいる場合や電車で持ち運んでいる際に、移動している時の揺れや人とぶつかってしまうことによって、痛んだりすることもあり得るのです。
希少価値が高くなっているモノを売却する場合は、移動することのない出張買取を推奨します。
クーリング・オフはできない
宅配買取と同じ理由によって、クーリング・オフの対象外となります。
着物を高額で買い取ってもらうには
着物を高額で査定してもらうために知っておくといいことが2つあります。
- そもそも着物買取における査定は安価となってしまう
- 着物買取を高額で査定してもらうためには条件がある
この2つの事柄を把握しておかなければ、損をしてしまいますので注意してください。
ここからは着物が高額で査定される条件となることを以下で詳細に解説していきます。
そもそも着物は安価である
査定される基準に関することの説明を進めていく前に、まず認識してほしいことがあります。
ほぼ全てといえる程のお客様は、購入した際と査定した際の金額の差額で大きなギャップを感じてしまうことです。
悪い口コミにおいても「査定された金額が低い」と嘆かれている人が数多く見受けられました。
事実上、何十万いや何百万で購入したブランドの着物であっても、何百円台といった安価で買取が査定されたり、そもそも値段がつかない場合が多いのです。
その理由として、
- 年代もの・作家・ブランドといった評価は大きく異なる
- 着物においても、需要と供給のバランスが存在している
- 保存状態の問題があり、丁寧に保管されていても劣化してしまう
といった条件が満たされていない場合は、査定される価額が非常に低くなってしまいます。
特に保存状態は誤っている知識で保存しているため、劣化してしまったというケースがあるために注意することが必要です。
有名な作家・ブランドであるかといった条件については、着物の種類が多岐にわたるため見極めることが難しいといったことが現状です。
リサイクルショップにおいては、本来の価値を認識できていないため、安価で買い叩かれてしまう可能性があります。
しかしながら、着物に関する知識が豊富なバイセルの査定員であれば、そのことを判別できるのです。
さらに査定においてもダブルチェックしてくれるため、安心感があります。
着物は基本的に天然素材の布が使用されています。
天然素材であるため、虫が付きやすく、それによって劣化も発生してしまうのです。
虫食いを防ぐために防虫剤を利用したとしても、薬品が原因となって着物が痛んで、色落ちをしてしまう可能性もあります。
適切に保存がされていても、直射日光が原因となる色落ち、着物をほとんど利用せずにタンスの奥に長期間保存していることでカビが生えてしまうこともあります。
このような形で保存している状態が悪くなってしまうと、着物の価値は大きく下がってしまうのです。
よって、上記に挙げられる条件をクリアすることで、初めて保存状態が良い着物として査定される金額も高価となっていきます。
切手を高額で査定されるための条件
切手が高額で査定されるために認識してほしいことがあります。
- 切手の価値が下がってしまう原因を知る
- 高額で査定されるための条件を知る
この2つの事柄です。
これを認識しておかないと切手を売却する際に損をしてしまうのです。
ここから先は、切手の価値が下がってしまう原因について解説していきます。
切手の価値が下がってしまう原因
悪い口コミにおいて、「査定が安い」といった意見が多く見受けられました。
口コミで指摘されている通り、安価となってしまう切手が存在します。
価値が低くなってしまうかどうかに関する細かな条件は以下の通りです。
切手の掛け率
切手を買取査定する際は、切手の表面に記載されている金額に対する、掛け率(〜85%・〜90%)によって決定されます。
バラ切手であるか、シート切手であるか
バラ切手であるか、シート切手であるかによって、掛け率が変動してしまう場合があります。
掛け率は買取業者によって異なっており、全く同一である切手を買取査定に出したとしても、業者によって買取金額が異なっている可能性は高くなっています。
特にバラ切手の場合は、買取が不可と判断している業者も存在するため注意が必要です。
シート切手の耳紙箇所が破れている
破れについてはシート切手におけるフチを囲んでいる余白の部分を通称「耳紙」と呼ばれていますが、この箇所の破れであれば買取不可とはなりません。
切手の「折れ」
「折れ」とは、切手が折れ曲がって表面に折れ線が入っている状態を指しています。
切手を買取している業者の判断によりますが、このことも買取相場を下げてしまうダメージのひとつです。
湿気によるダメージ
保管されている環境が湿気の多い場所であったりした場合、切手のヨレを招いてしまうだけではなく、切手裏面に付着している糊がはげてしまうのです。
さらに切手同士が重ねられて保管されていた場合は、切手同士がくっ付いてしまい、剥がれ・破れといった原因となってしまうために注意が必要です。
切手にシミや変色がある
紙が原料の切手は保存を丁寧にしてなかった場合、太陽光や蛍光灯に当て続けていると変色してしまうのです。
また古くなってしまった切手に使用されている紙と印刷技術は、現代のものとは異なっているため、長時間の経過と共に色があせてしまうことがあります。
のり落ちしている
切手の裏面にはのりが付着しています。
未使用である切手においても、こののりが剥がれてしまうことがあり、そのような切手は「のり落ち」と呼ばれており、価値も下がってしまうのです。
切手表面が破れたり剥がれている
切手の表面が破れたり剥がれていたりしている場合は、買取の対象外になってしまいます。
これらのことをクリアすることによって、初めて保存状態の良い切手となるため、切手の価値は高くなっていくのです。
まとめ
バイセルは過去において、押し買いがあったことで信頼が低くなったことがありました。
しかし、現在においては企業内における努力が繰り返されたことによって、利便性が高い安心・安定の接客サービスが行われていることが分かりました。
最後になりますが、こんな人々にバイセルを推奨します。
- 丁寧で手厚くサービスしてもらいたい
- 短時間で適切に査定してもらいたい
- 着物の価値や色々なことを聞きたい
それでも査定された結果に納得がいかないことがあると思います。
しかしながら、結局は査定がされなければ何もわかりません。
まずは、出張買取の査定を依頼してみてください。
出張費からキャンセル料に至るまで、全てが無料であるため、まずは持っている着物がいくらであるかを把握したうえで、他社と比べてみることを推奨します。