初心者がやりがちな投資の失敗5選 ― 投資デビューした人が陥りがちなミスとは?失敗例から学ぶ、資産運用の教訓 ―

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失敗2:ポートフォリオを分散しない「一点集中の罠」

「好きなゲーム会社に全財産を突っ込んだら、株価が半分に…」
そんな話、意外と身近にあります。

2023年の半導体ブームでも、「全部入れたら爆益かも」と夢を見た人が多かった。
でも、需給悪化で暴落→資金が動かせず“塩漬け”になる人も。


💡教訓
古くからの格言に「卵を一つのカゴに盛るな」があります。
たとえ成長企業でも、事故・業界不況・為替変動などで崩れることはあります。

分散投資は「勝つため」ではなく「負けにくくするため」の戦略なんです。


🧭対策メモ

  • 5〜10銘柄に分散、できれば複数業種。
  • 株+債券+金+外貨などアセットミックスを意識。
  • 初心者は「インデックス投資」や「ETF」から始めるのがおすすめ。

失敗3:感情に支配されて「パニック売り」や「高値買い」

「株が下がって怖くなり売ったら、翌週に戻してた」
──これもよくある“初心者あるある”。

DALBAR社の研究では、感情で取引を繰り返す個人投資家の平均リターンは、
市場平均より年6.5%も低いというデータがあります。


💡教訓
市場は“生き物”のように上下を繰り返す。
恐怖で売れば「安値売り」、焦って買えば「高値掴み」。
冷静でいる人だけが、波に乗り続けられます。


🧭対策メモ

  • 売買ルールを明文化:「−10%で損切り」「+20%で利確」など。
  • 毎月定額のドルコスト平均法で感情を排除。
  • 「暴落ニュース」は一旦ミュート。冷静さが最強の武器。

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次に待っているのは、“見えない敵”。
そう、手数料と税金という名の静かなドロボウたちです。

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