――「年齢」を言い訳にしない準備は、静かな日常から始まった。次で僕がつまずいた“正体”を書きます。
僕の机に積み上がったメモ
42歳の春、定時を過ぎても明かりが消えないデスクで、僕は毎晩ノートに同じ言葉を書いていました。「今日、何を覚えた?」。未経験分野への転職を決めたものの、スクールの広告やSNSの成功談に気圧され、手は動かない。そんな夜の反復こそが、後で効いてくるとも知らずに。
次項:40代ならではの“焦りの構造”と、最初の乗り越え方。
目次
背景と課題(焦りの正体をほどく)
――「時間がない」の本音は「見えない進捗」でした。次で“見える化”の土台を置きます。
40代未経験の転職で重かったのは、スキルより“心の重力”でした。
- 若手のように吸収が早くないかも、という自己否定。
- 家族やローンといった生活の重し。
- “即戦力”を求める求人票に、門前払いされる想像。
一方で、会社に残る選択肢も現実的。だからこそ比べ続けて疲弊し、検索と比較表を眺めるだけの日が増えました。ここでやっと気づきます。焦りは「努力が積もっていく実感の欠如」から生まれる。ならば、毎日“1mm”でも積み上がる設計にしよう――そうして始めたのが、これから書く3つの習慣です。