「政府が真実を隠している」「闇の組織が操作している」といった陰謀論的な話が絡んでくると、一気に信ぴょう性は低下します。
この手の投稿には、差別的な発言や特定の思想に偏った意見が含まれることも多く、過去の投稿を遡ってみると一目瞭然だったりします。
見抜き方:
- 発信者の他の投稿やフォロー関係をチェック
- 偏った思想や差別的な傾向がないか注意
- 専門機関や公共の立場からの情報を優先する
7. クリックベイト(釣りタイトル)に要注意
「これを知らないと人生終わる」「衝撃すぎて言葉が出ない」など、**極端なタイトルや見出しでアクセスを稼ぐ“釣り記事”**にも注意が必要です。
多くの場合、タイトルが派手なだけで中身は薄く、根拠がないことも少なくありません。
見抜き方:
- タイトルだけで判断せず、本文までしっかり読む
- 出典が示されているか、内容が事実に基づいているかチェック
- 「クリックさせたいだけでは?」と疑ってかかるのも有効
8. 専門家ではない人が断定的に語っている
医療、政治、法律などの専門知識が必要な話題を、素人や匿名アカウントが断定的に語っている投稿も多く見かけます。
たとえフォロワーが多くても、専門的なバックグラウンドがない人の主張は鵜呑みにすべきではありません。
見抜き方:
- 投稿者のプロフィールや職業、実績をチェック
- 資格の有無や、実際に現場での経験があるかを確認
- 複数の専門家の意見を見比べる
9. 複数のソースで裏付けが取れない
SNSの投稿ひとつだけで話題になっている情報は、検証されていない「一次的な噂」であることが多いです。
ネット上の誤情報に関する多くの研究でも、「複数のソースで確認できない情報」は信頼性が著しく低いとされています。
見抜き方:
- Google検索やニュースアプリで「他でも報じられているか」を確認
- 信頼できる人や周囲に相談して意見をもらう
- メディアリテラシーを持つ友人の意見も参考に
10. 拡散を促すが、法的・社会的リスクを無視している
「拡散希望」「今すぐシェアして!」などと書かれている投稿には注意が必要です。もし誤情報を拡散してしまった場合、名誉毀損や営業妨害などで訴えられるリスクすらあります。
SNSでは軽く「いいね」「シェア」してしまいがちですが、その一歩に責任が伴うことを忘れてはいけません。
見抜き方:
- 拡散する前に「これは自分が責任を取れる内容か?」を考える
- ファクトチェックツール(FactCheck Navi、Google Fact Checkなど)を使う
- 内容に不安を感じたら、シェアせずスルーが正解
まとめ:SNSの誤情報を見抜く“習慣”を身につけよう
SNS時代に生きる私たちが身につけるべき最強スキルのひとつが、「誤情報を見抜く力」=情報リテラシーです。
今回紹介した10の特徴は、誤情報の“定番パターン”とも言えるもの。ひとつでも当てはまる投稿を見かけたら、まずは立ち止まって冷静に判断しましょう。
- SNSだけに頼らず、身近な人にも相談
- 「信頼できる情報源とは何か?」を常に意識
- 拡散前に、自分の責任を考えるクセを
フェイクニュースを拡散しない、広げない。その小さな一歩が、健全なネット社会を守る力になります。
誤情報に惑わされないあなたでいるために、ぜひこの記事をブックマークしておいてください!




