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「今すぐ拡散!」「これはヤバい」「衝撃の真実」といった、人の不安・怒り・驚きを狙った表現が使われていたら要注意。心理学でも、感情に訴える情報は理性的な判断よりも早く心に届き、拡散されやすいことが分かっています。
特に災害時や政治的話題では、**プロパガンダ的な手法として「恐怖で煽る」「繰り返す」**などの技術が使われることもあります。
見抜き方:
- 一歩引いて「これは本当に緊急か?」と問い直す
- イライラや不安な時は、いったんSNSから離れる
- 感情で動きそうになったら、まず事実確認
3. 「絶対に」「全員が」など極端で過激な主張
「絶対に許せない!」「全員が騙されている」「これは史上最悪の出来事」など、言葉のトーンが強すぎる場合も要注意ポイントです。
現実の世界は複雑でグレーな部分が多いのに、誤情報はあえて白黒をはっきりさせることで感情的に訴えてくる傾向があります。
見抜き方:
- 他の視点・立場から同じ話題を調べる
- 複数の報道機関や専門家の意見を比較して、客観的に判断
- 極端な断定は疑ってかかる
4. 画像や動画が加工・捏造されている
最近では、**AIによる画像・動画の合成(ディープフェイク)**も問題になっています。また、過去の写真や映像を現在の出来事と偽って使うケースも増えています。
SNS上では、「本物のように見えるけど実は加工済み」のコンテンツが毎日のように投稿されています。
見抜き方:
- 画像は「Google画像検索」や「Tineye」で逆検索
- 動画は一時停止して、フレーム内に映る看板や時刻、服装などで時代を特定
- 「本当に今起きたこと?」と冷静に観察
5. 同じ内容が繰り返し拡散され、信ぴょう性が増したように見える
SNSの特性上、多くの人が同じ内容を投稿していると、真実のように思えてしまうことがあります。しかしこれは、単なる情報のコピー&ペーストである可能性もあります。
「皆が言ってるから正しい」は、誤情報における最も危険な思い込みのひとつです。
見抜き方:
- 拡散数や「いいね」で判断しない
- 独立したソース(例:新聞社、大学機関など)を複数チェック
- 「これは誰が最初に言ったのか?」を調べてみる



