離婚調停を抜けた日、弁護士に言われた一言

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比較表+解説:5つの選択肢と“向き/注意”

――表で立ち位置を決め、解説で落とし穴を回避。次は、私の転機になった一言へ。

選択肢向いているケース注意点・見落としがち
調停を継続論点が整理できており、次回までに資料を揃えられる感情の摩耗に注意。期日間の連絡ルールを仮決めしておく
いったん抜けて協議に移行条件の方向性は近いが“運用の言語化”が足りない書面化前に運用テスト(1〜2週間)を小さく回す
審判/訴訟へ移る争点が法的判断を要し、合意の余地が少ない時間と費用、関係の固定化リスクを事前に確認
代理人の交代/増員方針が合わない、論点が広がりすぎている期待役割を具体化(交渉/記録/運用設計のどれを強化?)
暫定合意(仮ルール運用)面会交流や連絡手段だけ先に回したい期限・評価指標・見直し期日を明記。曖昧な文言は避ける

解説(5分で自分の“型”を決める)
私の場合、条項そのものより運用の想像不足が摩耗の原因だった。たとえば「連絡は原則メール」と決めても、緊急時の定義既読がつかないときの次手が抜けていると、すぐに詰まる。だから「暫定合意」で2週間のミニ運用を回し、週末に弁護士同席で振り返る段取りを入れた。
また、面会交流の開始直後は“気兼ねの連絡”が増えがち。ここを減らすには、引継ぎテンプレ(体温・食事・薬・宿題)を一枚のチェックリストにして、「言わないと不安」を仕組みで消すのが効いた。
そして“抜ける/続ける”の判断。抜けることは後退ではない。感情の摩耗を止め、設計図を書き直す時間を得る選択だと、今は思っている。

次項:私を立て直した“弁護士の一言”。言葉の向きが変わると、行動が変わります。


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