この記事の要約
- 初心者が迷ったら楽天証券がおすすめ。理由はシンプルUIとポイント循環の強さ。
- SBI証券は外国株・IPO・クレカ積立1.1%還元が魅力で、慣れたら併用が最適。
- 新NISAの積立運用では「挫折しない設計」が最重要で、楽天のアプリ性が有利。
- 2025年は「楽天で積立・SBIで海外株」という分担が一般化している。
- 結論は、まず楽天でスタートし、必要に応じてSBIを追加するのが最も安全。
初心者が迷うこの2社、どっちを選べば損しない?
「楽天証券とSBI証券、初心者はどっちを選べばいい?」
ここ数年ずっと見続けてきた質問だ。X(旧Twitter)でも、投資コミュニティでも、必ずといっていいほど議論になる定番テーマだ。
10年近く、この分野の比較記事や取材を続けてきたが、2025年11月現在の状況はひとつの結論に収束している。
最初の一歩を踏み出すなら、楽天証券のほうが迷いが少なく続けやすい。理由は単純で、アプリのUIがシンプルで、設定が直感的で、失敗しにくいからだ。
もちろん、SBI証券にも強みは多い。特に外国株やIPOは間違いなく国内最強クラスだ。ただ、初心者の段階では“複雑さ”がリスクになる。だからこそ、最初は楽天、慣れたらSBIを追加、という順番がちょうどいい。
この記事では、なぜそう言い切れるのかを、最新データとユーザーの声を交えながら丁寧に解説していく。読み終わるころには、自分にとって最適な証券会社の使い方がはっきり見えるはずだ。
なぜ初心者は楽天証券から始めると失敗が少ないのか?
初心者がつまずきやすいポイントはどこにある?
投資を始めると、最初にぶつかる壁は難しいチャートでもなく、銘柄分析でもなく、「アプリの操作が分からない」というごく基本的な部分だ。
実際、Xでも「設定でつまずいてやる気が飛んだ」「SBIのUIで混乱した」という声をよく見る。
この背景には、証券業界特有の“専門用語の多さ”と、“機能の多すぎ問題”がある。
特にSBI証券のHYPER SBIは強力なツールだが、そのぶん学習コストも重い。
参考:SBI証券公式アプリレビュー(2025/10 時点)
楽天証券のUIはなぜ初心者に合うのか?
楽天証券のiSPEEDアプリは、株価やチャート、積立設定に迷わない構造になっている。
例えば、積立設定画面は「金額→日付→ファンド選択」の順で誘導されており、手順通り進めるだけで設定が完了する。この「迷わず終わる」設計こそ、初心者が挫折しない最大の理由だ。
ユーザーの声:
- @hanimiti「楽天のUIは神。見やすいし間違いにくい」
- @turbo_babaa_「最初は楽天がいい。SBIは複雑すぎる」
出典:X 各投稿より(2025年11月)
ポイント投資で“投資の習慣化”がしやすい
初心者がつまずく第二のポイントは、「投資が続かないこと」だ。
楽天証券は楽天市場やカード、日常の買い物とポイント循環が強く結びついているため、“いつの間にか投資していた”状態が作りやすい。
SBI証券のVポイントも強いが、楽天のほうが日常生活に馴染みやすいという意見は依然として多い。
出典:オリコン顧客満足度調査(2024)
手数料・NISA・ツールはどう違う?(最新比較)
手数料はどっちが有利?
国内株はどちらも無料なので差はほぼない。
ただし、外国株は以下のとおりわずかにSBIが安い。
- 楽天:0.495%(最低5.5ドル)
- SBI:0.45%(最低5ドル)
初心者の場合、最初は国内株・投信からなので差は小さい。
本格的に米国株を触りたくなるのは、運用に慣れてからのケースが多い。
出典:株探(2025/11)
新NISAのクレカ積立はどっちがお得?
ここはSBI証券の圧勝だ。
- 楽天カード:1%(上限10万円/月)
- SBIカード:1.1%(上限40万円/月)
ただし、「還元率が高い=使いやすい」ではない。
月10万円以上積み立てる人は少ないので、一般的な初心者なら楽天の1%で充分効果がある。
ユーザー声:
- @Money_Massa「Vポイントの汎用性が高くてSBIにした」
- @hanimiti「楽天ポイントは生活に溶け込むから楽」
ツール・アプリの操作性の違いは?
ここは完全に楽天に軍配が上がる。
- 楽天:iSPEEDはシンプルで初心者向け
- SBI:HYPER SBIは高機能だが複雑、アプリも情報量多め
操作性で挫折したくないなら、楽天が圧倒的に有利。
証券会社ごとの強みは何か?
楽天証券が向いている人は?
- 投資を初めて触る
- UIが分かりやすいほうが安心
- 楽天経済圏ユーザー
- まずは積立NISAだけ始めたい
楽天は「迷わないこと」に全振りしている印象が強い。投資初心者の最初の壁を取り除いてくれる。
SBI証券が向いている人は?
- 外国株に興味がある
- IPOを積極的に狙いたい
- ポイント還元で最大効率化したい
- 高機能ツールを使いこなしたい
慣れると間違いなく最強。だが、初心者にとっては「情報過多」が挫折ポイントにもなる。
出典:ダイヤモンド・ザイ(2025/8)
楽天とSBIの併用はアリなのか?
なぜ併用する人が増えているのか?
2025年の投資コミュニティでは「併用派」が増えている。
理由は単純で、両社の強みがきれいに補完関係にあるからだ。
- 積立(国内・インデックス)→ 楽天
- 外国株・ETF → SBI
- IPO → SBI
- 日経新聞閲覧やポイント投資 → 楽天
必要な時に必要な機能だけ使うのが一番ストレスが少ない。
ユーザー声:
@HATAHATAsss「SBIのUIで疲れたから、楽天で積立してる」
@Money_Massa「使い分けが一番ラク」
併用の注意点は?
唯一のデメリットは、資産が分散して見づらくなること。
ただ、管理アプリ(マネーフォワードMEやカビュウ)を使えば問題はほぼ解決する。
最終結論:初心者は楽天 → 慣れたらSBI の順番が最適
結論は明確だ。
- 最初に楽天証券を選ぶ理由
UIが分かりやすく、積立が続きやすい
楽天ポイントと連動して“習慣化”しやすい - 次にSBI証券を追加する理由
外国株・IPOが圧倒的に強い
クレカ積立1.1%の恩恵が大きい
「まず楽天で始める → 徐々にSBIで広げる」という形が、最もストレスが少なく、投資のモチベーションを損なわない。
FAQ
Q:楽天証券とSBI証券、どちらが初心者向き?
A:操作性と習慣化のしやすさで楽天証券が有利。まず楽天で慣れてからSBIを追加するのが定番。
Q:新NISAのクレカ積立はどっちが得?
A:SBIが1.1%還元で上。ただし、月10万円以下の積立なら楽天の1%でも実質的な差は小さい。
Q:外国株を買いたい場合は?
A:SBI証券が最強。取扱国数・ETFの種類・手数料すべてで優位。
Q:両方の口座を持つメリットは?
A:楽天で積立、SBIで外国株といった使い分けができる。資産管理もアプリで統合可能。
Q:迷ったまま何もしないのは良くない?
A:その通り。2025年の非課税制度は強力なので、「早く始めた人」が長期で最も得をする。





