目次
山場、小さな決着
自動ドアといっしょに、湿った風が入る。
子がポケットから小さな石を出す。
「これ、つるつる」
相手は笑って、私を見る。
「次は二十五分からでもいい?」
短くても続けたいが、ちゃんと口に出た。
「いいね。07–09時の返信の窓も続けよう」
私はうなずく。言葉の端が、もう尖っていない。
青いタイマーが一度だけ鳴る。
紙一枚のチェックリストは、角が擦れて柔らかい。
今夜は新しい紙に転記しよう。
守る>楽しむ>伝える——順番を、もう一度だけ書き直す。
——歩幅が半歩、そろい始めた。
よくある質問
Q:子が固まったら中止?
A:すぐ中止だけが正解ではない。合図→休憩→短縮で様子を見る。今日は“合図を思い出させない”選択も尊重したい。
Q:写真や贈り物は?
A:初回は数で合意(一枚だけ/手ぶら)。子がしんどい日は体験の持ち帰りに置き換える。共有は後で合意が整ってからに。
Q:受渡しで揉めそうな時?
A:言葉を短く、役割を分ける。集合・移動・解散の言い回しを紙に置くと衝突が減る。難しい状況が続く場合は相談・調停で言葉を整える選択肢も。。
参考
https://www.courts.go.jp/
https://www.courts.go.jp/saiban/syosiki/syosiki_kazityoutei/
https://www.moj.go.jp/
https://www.cfa.go.jp/
コメント