【最新版】高齢者講習って何するの?内容・料金・認知症テストまで全解説!

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「もしかして認知症テストで免許が取り上げられるの…?」
そんな声をよく耳にします。ですが、ご安心ください。高齢者講習は“運転をやめさせる”ためのものではなく、“安全に運転を続ける”ための大切なステップなんです。
本記事では、講習の全体像から費用、テストの内容、受け方のコツまで、2025年の最新情報をもとに詳しくご紹介します。

「高齢者講習って、実際どんなことをするの?」
免許更新のハガキが届いたけれど、初めての講習で不安…そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年最新版の情報をもとに、高齢者講習の流れや受講内容、料金、そして気になる認知機能検査の詳細まで、やさしくわかりやすく解説します。ご本人はもちろん、ご家族にも役立つ内容です。

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目次

高齢者講習とは?なぜ必要なのか

高齢者による交通事故が社会問題となっている背景には、加齢による視力や反応速度の低下、認知機能の衰えなどがあります。これらは本人が気づかないまま進行し、自身の運転能力を過信してしまうケースが多いのです。

そこで、1998年以降、70歳以上の運転免許更新時に「高齢者講習」の受講が義務付けられました。講習では、運転能力の現在の状態を本人自身が理解し、具体的な改善点を指導員から学ぶことで、安全な運転をサポートすることを目的としています。

講習の具体的な内容と流れ

高齢者講習の主な内容は「座学」「運転技能検査」「視力・聴力検査」に分かれます。

①座学(交通安全講習)

最新の交通ルールや高齢者特有の事故の傾向について学びます。特に近年では、AIを用いたドライブレコーダー映像分析を教材として用いるなど、最新技術が導入されています。実際に起きた高齢者の事故映像を通じて、自分自身が運転する際にどのような注意が必要なのかを具体的に理解できます。

②運転技能検査

教習所内のコースを実際に運転します。停止線での停止や交差点での左右確認、縦列駐車など、日常運転で必要な基本動作を確認します。指導員は参加者の運転技術を客観的に評価し、個別に改善ポイントを伝えます。

③視力・聴力検査

免許更新に必須の視力検査や、聴力に不安のある方向けの簡単な検査が行われます。日常的に眼鏡や補聴器を使用している方は、必ず持参しましょう。

高齢者講習の受講費用と所要時間

講習料金は全国的に5,000円~6,000円程度が一般的です。認知機能検査が必要な場合は別途1,000円~2,000円程度追加されます。

所要時間はおよそ2時間で、認知機能検査を含む場合はさらに30分~1時間程度加わります。誕生日の5ヶ月前から1ヶ月後までの間で受講可能ですが、特に都市部では予約が殺到する傾向があるため、通知が届いたら速やかに予約を取りましょう。

高齢者講習の予約は必要?

はい、高齢者講習は原則として予約が必要です。​予約なしでは受講できない場合が多いため、通知はがきが届いたら、速やかに予約を行いましょう。​


予約の流れ

  1. 通知はがきの受け取り
    運転免許証の更新期間満了日の約6か月前に、「高齢者講習等受講通知書(高齢者講習のお知らせ)」はがきが郵送されます。
  2. 予約先の確認
    はがきには、高齢者講習実施場所の所在地、電話番号、定休日などが記載されています。希望する教習所や運転免許センターを選びましょう。
  3. 予約の申し込み
    選んだ施設に電話で予約を行います。地域によってはインターネット予約が可能な場合もあります。詳細は各都道府県の警察署や運転免許センターの公式ウェブサイトで確認してください。

都道府県別の予約方法の違い

高齢者講習の予約方法や実施場所は、都道府県によって異なる場合があります。以下に、いくつかの例を挙げます。​

  • 東京都
    講習は予約制で、通知はがきに記載された教習所に電話で予約を行います。​教習所が少ない地域では予約が取りにくいため、早めの予約が推奨されています。​東京都警視庁神奈川県警察
  • 千葉県
    高齢者講習は県内の各自動車教習所で実施されています。​千葉運転免許センターや流山運転免許センターでは実施していないため、注意が必要です。​予約は各教習所に直接電話で行います。​東京都警視庁+2千葉県警察+2千葉県警察+2
  • 神奈川県
    通知はがきが届いたら、記載されている教習所に電話で予約を行います。​教習所が少ない地域では予約が取りにくいため、早めの予約が推奨されています。​

その他の都道府県でも、予約方法や実施場所が異なる場合がありますので、各都道府県の警察署や運転免許センターの公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。​合宿免許の最安料金保証の合宿免許アイランド


予約が取りにくい場合の対処法

地域によっては教習所の数が限られており、予約が取りにくい場合があります。そのような場合は、以下の対処法を検討してください。​

  • 早めの予約
    通知はがきが届いたら、すぐに予約を行いましょう。特に更新期間が集中する時期は予約が取りにくくなるため、早めの行動が重要です。​
  • 他の教習所の検討
    希望する教習所の予約が取れない場合は、他の教習所を検討してみましょう。教習所によっては送迎サービスを提供している場合もあります。​
  • 特定任意高齢者講習の利用
    やむを得ず、免許証の住所地とは別の都道府県で講習を受ける必要がある場合は、「特定任意高齢者講習」を受講することが可能です。受講を希望する都道府県の運転免許センターに問い合わせてください。​

認知機能検査とは?具体的な内容

75歳以上の場合、免許更新時に「認知機能検査」の受検が必須となります。これは認知症を早期に発見し、安全な運転を支援するための制度です。

認知機能検査の3つの項目

  • 時間の見当識 今日の日付や曜日、時間を正確に答える検査です。
  • 手がかり再生 提示されたイラストを記憶し、その後、別の課題を行った後に再び思い出すテストです。ヒントがある場合とない場合があり、短期記憶の状態を確認します。
  • 時計描画テスト 時計の文字盤を描き、指示された時間を正しく示す針を描く検査です。視空間認知能力が確認されます。

認知機能検査で一定の基準を下回った場合、医師の診断を受ける臨時適性検査を行い、そこで認知症と判断されると免許の停止や取り消しにつながる可能性があります。

実際の体験談から見る高齢者講習

ここで、実際に高齢者講習を受講した方の体験談をご紹介します。

  • 東京都在住 78歳男性の事例 「認知機能検査が不安でしたが、検査官の説明が丁寧で落ち着いて受けられました。手がかり再生は少し難しかったですが、事前に問題集を買って練習していたのでスムーズにできました。」
  • 大阪府在住 72歳女性の事例 「運転技能検査で停止線を越えてしまい、指導員の方から具体的な改善策を教えていただけました。おかげで日常運転も安心してできるようになりました。」

専門家から見た認知機能検査の意義

認知症専門医の立場から見ると、認知機能検査は単に免許の可否を決めるだけでなく、高齢者の生活支援としても重要な役割を果たしています。認知症の兆候を早期に発見することで、本人や家族が早めに適切なサポートを受けられ、結果的に生活の質を高めることにつながるのです。

認知機能検査の問題集を活用しよう

認知機能検査の準備として、市販されている問題集を活用することも効果的です。問題集には詳細な解説が付いており、検査内容を事前に把握し安心して受験することができます。特に「手がかり再生」は記憶力を鍛えるトレーニングとしても有効です。

まとめ|安心して講習に臨もう

高齢者講習は、免許を奪うためのものではなく、安全な運転を続けるための重要な仕組みです。事前準備をしっかり行い、心にゆとりをもって受講しましょう。講習を機に自分の運転を客観的に見直し、安全運転を長く楽しみましょう。
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