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Page 3|“実質単価”の出し方とケース別の沈み方

%の派手さに惑わされないために、土俵を単価に揃えるルールを固定します。数式は簡単。大事なのは順番です。
計算の流れ
- 本体価格にクーポンを適用(%なら掛け算、金額なら引き算)。
- その後に、対象なら定期割引を適用。
- 仕上げに還元(ポイント)を差し引いて実質支払を出す。
- 本数/枚数/gで割って実質単価にすると、容量違い・他店比較が一発で揃う。
メモ:金額クーポンは“先に引く”、%クーポンは“掛ける”。端数は最終画面の表示に従う(四捨五入の癖が商品で違うことがあります)。
ケースA:飲料(24本)
- 本体2,480円、クーポン5%、定期対象、還元あり。
- 2,480×0.95=2,356 → 定期でさらに沈む → 還元で実質へ。
- 1本あたりに割ると、セット違い・他ブランドとの比較が即決になります。
ポイント:同日お届けの割引階段がある商品は、底値帯の幅がグッと下がる。
ケースB:洗剤(大容量リフィル)
- 本体1,680円、クーポン10%、定期対象、還元あり。
- リフィルは1回あたり使用量が見えるため、1回単価で判断。
ポイント:もし“すすぎ1回対応”なら、電気・時間の節約も一緒に効いて家計全体が軽くなります。
ケースC:紙類(120枚×6)
- 本体1,298円、金額クーポン200円、定期5%、還元あり。
- 金額→定期→還元の順で沈み、1枚単価で比較。
ポイント:同銘柄でも容量違いで単価逆転が頻繁。1m/1枚で必ず揃える。
ケースD:ベビー用品(おむつ)
- 本体価格、初回割引強め、定期対象。
- 初回の大きな沈みは魅力だが、サイズ移行が速い時期は在庫過多がリスク。周期短め→こまめに見直しが安全。
ケースE:ペットフード
- 本体価格、クーポン%、定期対象。
- 鮮度や好みがブレやすいので、小容量×高回転が結果的に単価を整えることも。置き場所コストも含めて判断。
“沈まない”ときの合図
- 注文確認にクーポン行が出ていない(チェック漏れ/非対象バリエーション)。
- 定期欄が対象外(切替忘れ/同日寄せ未達)。
- 還元のエントリー未了。
この3つのどれか。原因が見つからなければ、一度カートから戻って順番を踏み直すのが最短です。
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