この記事の要約
- 初心者が最初に選ぶネット証券は、総合力ならSBI証券、使いやすさ重視なら楽天証券が最適解
- 新NISA時代は「手数料」より「続けやすさ」と「ポイント設計」で差がつく
- 迷ったら2社同時開設→実際に触って残す、が失敗しない近道
投資初心者が最初に選ぶべきネット証券はこの2社
「投資を始めたいけど、証券会社が多すぎて決められない」
これ、ほぼ全員が最初につまずくポイントです。実際、ネット証券は一見どこも似ていて、違いが分かりにくい。でも結論から言うと、初心者が最初に見るべきポイントはもう決まっています。
結論を先に言うと、
総合力と将来の拡張性で選ぶならSBI証券
迷わず使えてストレスが少ないのは楽天証券
この2社を押さえておけば、ほぼ失敗しません。
なぜ証券会社選びで9割決まるの?
理由はシンプルで、証券会社は一度作ると長く使うからです。途中で乗り換えるのは可能ですが、NISAやiDeCoが絡むと手続きは一気に面倒になります。最初に「続けられる環境」を選べるかどうかで、投資が習慣になるか、三日坊主で終わるかが決まります。
金融庁も「長期・積立・分散」を基本方針として示しており、制度面でも長期利用が前提です。
出典:金融庁「NISA特設サイト」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/(2024年6月更新・金融庁公式)
初心者向けネット証券ランキングの結論
数あるネット証券の中でも、初心者が現実的に選ぶべき候補は5社程度に絞られます。その中で実際に支持されている順に見ると、評価はかなり明確です。
- SBI証券:取扱商品数と実績で頭ひとつ抜けている
- 楽天証券:UIとポイント設計で初心者満足度が高い
- 松井証券:シンプル設計で迷いにくい
- マネックス証券:米国株・情報ツールが強い
- 三菱UFJ eスマート証券:銀行連携の安心感
オリコン顧客満足度調査でも、ネット証券部門の上位はこの顔ぶれが固定化しています。
出典:オリコン顧客満足度ランキング「ネット証券」https://www.oricon.co.jp/rank_certificate/(2024年11月発表・オリコン)
実はランキングより大事な視点
ランキングはあくまで平均点です。大事なのは「あなたの生活に合うかどうか」。毎月の積立をスマホで確認する人、ポイントを家計に回したい人、IPOに挑戦したい人。それぞれ最適解は違います。
楽天証券とSBI証券は結局どっちが正解?
初心者が最後に必ず悩むのがこの2社です。正直、手数料だけを見ればほぼ横並び。でも使っていくと、性格の違いがはっきり見えてきます。
- 楽天証券は「迷わせない設計」
- SBI証券は「できることが多い設計」
楽天証券は、アプリを開いた瞬間に何をすればいいかが直感的に分かる。一方SBI証券は、慣れると強いが、最初は情報量に圧倒されがちです。
この違いについて、SBIホールディングスの北尾吉孝社長も「投資家の成長段階に応じたサービス提供が重要」と述べています。
出典:SBIホールディングス決算説明資料 https://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/(2024年5月・北尾吉孝氏発言)
実はポイント還元で差がつく
楽天証券は楽天カードとの積立でポイントが即生活費に回せる。一方SBI証券は、条件次第で高還元を狙えるが、管理はやや複雑。この差は「投資を生活に組み込めるかどうか」に直結します。
NISAを本気で使うなら見逃せない落とし穴
NISAは非課税という言葉が一人歩きしがちですが、証券会社選びを間違えるとメリットを活かしきれません。特に初心者がやりがちな失敗は次の3つです。
- アプリが使いにくくて積立を放置
- 銘柄数が少なく選択肢が狭い
- ポイント条件が複雑で結局もらえない
金融庁の利用状況調査でも「途中で積立をやめた理由」に操作の分かりにくさが挙げられています。
出典:金融庁「NISA利用状況調査」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/(2024年3月・金融庁)
じゃあどう始めるのが正解?
おすすめは、最初から完璧を目指さないこと。
楽天証券かSBI証券を開設
↓
少額で積立を開始
↓
3か月触って使いやすい方を残す
この流れが、実は一番失敗が少ないです。
結論として初心者に伝えたいこと
証券会社選びで一番大事なのは「続けられるかどうか」。
機能の多さより、迷わず触れること。
利回りより、積立をやめないこと。
総合力重視ならSBI証券
生活に溶け込ませたいなら楽天証券
どちらを選んでも、大きく間違うことはありません。迷って動けない時間こそが、最大の機会損失です。
FAQ
Q:初心者はネット証券と対面証券どちらを選ぶべきですか?
A:結論から言うと、初心者ほどネット証券がおすすめです。理由は手数料が圧倒的に安く、スマホで完結するためです。対面証券はサポートが手厚い反面、コストが高くなりがちで、長期積立では差が広がります。まずはネット証券で少額から始める方が失敗しにくいです。
Q:楽天証券とSBI証券は両方作っても問題ありませんか?
A:全く問題ありません。むしろ初心者にはおすすめの方法です。口座維持費は無料で、実際にアプリや画面を触ることで自分に合う方が分かります。NISA口座は後からどちらか一方に集約できます。
Q:NISAはいつ始めるのがベストですか?
A:思い立ったときが最適です。NISAは非課税期間が長く、早く始めるほど有利になります。相場を待つより、少額でも積立を始めて「続ける習慣」を作る方が結果につながりやすいです。
Q:投資信託は何を選べばいいか分かりません
A:初心者は全世界株式や米国株式など、分散されたインデックス型から始めるのが無難です。証券会社のランキングや人気順を参考にしつつ、まずは1本で十分です。
Q:途中で証券会社を変えたくなったらどうなりますか?
A:通常口座であれば資産を移管できます。NISA口座は年単位での変更になりますが、致命的なデメリットはありません。最初に完璧を目指すより、まず動いて経験することが大切です。





