今日まわる住所をメモからコピペ。
スマホのブラウザで最短順を自動で並び替え、合計の所要時間まで一気に出す。
お金はかけません。必要なのは住所リストだけ。
目次
まずは要点(30秒で把握)
- 10件以内:Googleマップ。アプリだけで完結(並び替えは手動)。
- 11〜20件:RouteXL(無料枠で自動最適化+所要時間)。スマホのブラウザでOK。
- 21〜26件:MapQuest Route Planner(無料で自動最適化)。スマホでOK。
- 住所は、先に**「1丁目2番3号」**の整った形にしておくと命中率が上がります(整形テンプレの内部リンクを置くと親切)。
なんで“今”やる価値があるの?
- ガソリン高。遠回りを減らすだけで1日あたりの走行距離が目に見えて短くなる。
- 人手不足。並べ替えにかけていた5〜10分がゼロに。積み込み前に完了。
- 無料ツールの精度が上がっていて、スキルいらず。スマホ1台で十分。
準備は1つだけ:住所を1行ずつ並べる
- iPhone:メモに1行=1件で住所を並べる
- Android:Google KeepでもOK
- できれば「1-2-3」より**「1丁目2番3号」**で。
- 当サイトの**住所整形テンプレ(スプレッドシート版)**なら、A列に貼ってボタン1つで整います(内部リンク推奨)。
ケース別の“最短手順”(スマホ向け)
A)10件以内:Googleマップ(アプリ)

- マップを開く → 経路
- 出発地・最初の目的地を入れる
- 経由地を追加(最大10件まで)
- リストを指でドラッグして並べ替え
- 表示された所要時間を確認して出発
自動最適化はない代わりに、ナビが強い。件数が少ない日はこれで十分。
B)11〜20件:RouteXL(Safari/Chrome)
- ブラウザで RouteXL を開く
- 住所欄をタップ → 長押しでペースト(1行1件)
- Find route を押す
- 画面に最短順と合計所要時間が出る
- スクショ or 共有リンクで保存
無料枠は20件まで。21件以上は2ルートに分けるのが現実的。
C)21〜26件:MapQuest Route Planner(Safari/Chrome)

- Route Planner を開く
- 上のタブから Copy/Paste を選ぶ
- 住所を1行1件で貼り付け(最大26件)
- Optimize → View Route
- 結果をスクショまたは指示書テンプレに反映
CSVインポートも可能。PCで準備 → 当日はスマホで開くだけ、という運用もラク。
実際の声(編集部ヒアリングの要約)
「午前10件・午後12件。朝の並べ替えに10分かけてたのが0分に」
軽貨物(単独ドライバー)/RouteXL
「住所をコピペしてボタン押すだけ。昼前に渋滞が増えたら、午後分をもう一度最適化。走行距離も短くなって、燃料計の減りが明らかに変わった。」
「店舗の集配。曜日によって件数が増減しても回しやすい」
法人の社用車(固定コース+追加)/MapQuest
「急な追加が来ても、26件までならその場で組み直し。『だいたい何時到着』が先に読めるので連絡も楽。」
「10件以内なら結局Googleマップが速い」
個人事業(スポット配送)
「アプリだけで完結するのが良い。複雑な日はRouteXLに切替。」
※上記は実務利用者への聞き取りを要約したものです。固有名詞や個人情報は載せていません。
指示書テンプレ(スマホでも使えるCSV)
そのまま長押しコピー → Googleスプレッドシートに「ファイル > インポート > アップロード」。
RouteXL/MapQuestの出力順のとおりに並べ替えるだけで指示書になります。
訪問順,お客様名,電話,正規化住所,到着希望(例 9:00-10:00),滞在目安(分),注意事項,代金引換(有/無),緊急度(高/中/低),備考
1,,,,,10,,,
2,,,,,10,,,
3,,,,,10,,,
4,,,,,10,,,
5,,,,,10,,,
合計所要時間(ツール表示),,,,,
出発地,,,,,
終了地,,,,,
配布のコツ(スマホ現場向け)
- 指示書はPDFで共有すると閲覧が軽い
- 住所セルはタップでGoogleマップ起動できるように(スプレッドシートのリンク機能)
つまずきやすいポイントと対処
- 住所がヒットしない
→ 丁目・番・号まで入れる。ビル名から始めない。住所整形テンプレで正す。 - 20件・26件の上限に当たる
→ ルートを午前・午後で分ける/近いエリアで分割する。 - 渋滞で予定がズレる
→ 午前と午後で2回に分けて最適化。時間帯指定が多い日は、希望時刻のある地点を先に置く。 - 通信が不安
→ 画面のスクショを保存。道中はGoogleマップのオフライン地図も検討。
まとめ
- スマホだけで、最短順と所要時間が出る。
- 10件以内=Googleマップ、11〜20件=RouteXL、21〜26件=MapQuest。
- 住所は整えてから投げると、ほぼ迷子にならない。
- 指示書テンプレを使えば、現場への共有まで3分で終わる。